カタクリの花咲く京丈山 2011・5・8(日)

八代市泉町 ハチケン谷登山口

 京丈山(きょうのじょうやま・ 1472.5m)
  ~九州百名山・69座目
じなしはまだカタクリの花を見たことがない。カタクリやヤマシャクヤクで有名な熊本県の京丈山に登ろう。
九州中央山地の京丈山や(となりの)雁俣山では通常4月中旬から咲き始めるカタクリの花が今年はこの時期になってやっと咲き始めたようだ。

九州道松橋インターを出てR218を東に向かい美里町三和からR445へと入る。下津留集落あたりから道路が狭くなり離合困難な急勾配の曲がりくねった道が延々9Kmほど続いてやっと登りついたところが二本杉峠だ。標高は1100m。朝霧の中で裸電球が灯り峠の茶店が開店の準備をしている。
ここは雁俣山の登山口でもある。ここから先は五家荘となる。
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峠からまもなく右に大金峰(だいきんぼう)への登山口入口を見てゆるやかに下っていく。4Kmほど先で左の旧道へ入るとまもなく大きく右へカーブする所がハチケン谷登山口。先の駐車場所には本日一番乗りのようだ。
降ってきた小雨もしばらく待っていると止んできた。
柵の横から林道へ入り歩き始める。7時38分。ここの標高≒920m。
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右に沢音を聞きながら新緑の下を緩やかな勾配で登って行く。
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沢に魚影を見つけたり、道端に初夏の花を探しながらいくと、急にパラパラと雨が落ちてきて雨具の上着を着る。 「ヒトリシズカ」が賑やかに咲き群れている。
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直線状に長く続いた林道が大きく右カーブする所の「下の取付き口」を見やって、さらに高度を上げていく。
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左にヘアピンカーブするところが上の取付き口でここから杣道へ入る。歩き始めて1時間20分ほど。標高1245m地点。4Kmほどの林道歩きで325mほどの高度を稼いだようだ。
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山道となって植林帯の急坂をジグザグに登りあがる。踏み跡があるものの今は登山者も少ないようでトラバースの道が崩れかかった急斜面をハラハラしながら進む。右にカルストの大岩があらわれるとまだ蕾の山シャクヤクが多くなってくる。バイケイソウの緑が群れる中にカタクリの葉が目に付くようになる。この辺でまだ蕾のカタクリを発見する。
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霧が流れる林道を横切ってさらに上の植林帯を登って行く
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雁俣山から(ハチケン谷下の取付き口からも)の縦走路と合流する。ここでやっと開き始めのカタクリを発見。少し道迷い(1432mピークへ向かってしまった)をしてしまうものの山頂への指導標を見つけて一安心。
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苔むした石灰岩のカルスト地形を通り抜けるころには明るくなって陽も射してくる。どこか甘木の古処山山頂部に似ている。ニリンソウ(花)やヤマシャクヤク(蕾)、トリカブト(若葉)が群生している。
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前方の樹間から山頂部が望める。いったんすこし下って登り返すと山頂標識が見えてきた。
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ワナバ谷・平家山分岐を右に見ると6~8畳ほどの狭い山頂に着く。10時34分。2組がくつろいで景色を楽しんでいる。2等三角点そばに山ノ神の小さな石碑があって登って来られたことに感謝のお参りをする。
山頂写真。
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山頂周辺に咲くほぼ全開のカタクリとご対面となる。別名「森のイナバウワー」とも言われるらしい。
   こんな句とめぐり合いました。  ~ かたくりは耳のうしろを見せる花  (川崎展宏)
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遠くに雲が広がっているが天気もよくなってきた。北のほうが開けていて先に続くのは茂見山や洞ケ岳らしい。
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西には樹間より雁俣山も見えている。
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ワナバ谷コースから登ってきた鹿児島からの若い夫婦によると途中にカタクリの群生があってよく咲いていたそうだ。二人は鹿児島から由布やくじゅうへも日帰りで登るそうだ。

昼食をとったりして小一時間ほど山頂でくつろいで下山とする。
分岐を雁俣山方向へと進むと間もなく木板にハチケン谷への分岐が書かれている。
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植林帯をグングン下って小沢をわたるとすぐに今朝通り過ごした下の取付き口へと降りる。
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予定した時間より随分早く駐車場所へ降り着く。12時44分。下山は約1時間25分ほど。
今日山中で出合った人は5~6組10人ほど。思ったほど多くなかった。
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下山後R445を五木村方向へ3kmほど下った梅の木轟公園の吊り橋へ立ち寄る。1989年10月に竣工となったPC鋼材による吊り床版橋で長さは116mある。渡った先には梅の木轟という瀑布(滝)が間近に見られるようだ。ママは途中から谷底を覗いて・・・戻って来た。じなしは高所恐怖症のため10mほど行ってUターン。
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二本杉峠の茶店に立ち寄る。売店の商品は地産の手作り品で洗練された感じがする。種類も多く、すべて試食が出来るのが良い。店の人が皆優しいのも良い。こんな辺鄙な(失礼)峠にあって立ち寄る人も多く、カタクリのシーズンでもあり今が稼ぎ時のようだ。
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帰路に美里町の階段の里「佐俣の湯」に立ち寄る。駐車場もほぼ一杯で多くの入湯客で賑わっている。産品直売所や観光案内所も兼ねている。高校生の団体でとても混雑していた。入湯料500円。
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                   カタクリ三姉妹
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                    フウロケマン?
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                    マルバスミレ?
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                    ヒトリシズカ
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                  ナツトウダイ(夏灯台)
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                 ケクロモジ(毛黒文字)
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                    ワチガイソウ
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                 ヤマシャクヤク(つぼみ)
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                    ニリンソウ
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                  シロバナネコノメソウ
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                  ムシカリ(大亀の木)
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by jinashi | 2011-05-10 10:41 | 熊本県の山歩き | Comments(0)