六郷満山の聖地を訪ねて~津波戸山を登る 2010・11・20

杵築市山香町向野登山口

津波戸山(つわどさん・529m)    九州100名山~3回目
国東六郷満山本山本寺(もとやまほんじ)水月寺奥の院は僧能行が五躰投地を行ったところ仁聞菩薩が現れ峰入り行の道を示したといわれる聖地だ。
10日の両戒山後山薬師堂に引き続いて国東歴史探訪家の青鬼さんと津波戸山へ登る。
向野の松尾地区には4~5年前より広い駐車場や標識、トイレなどが整備されていて登山者を温かく迎えてくれる。毎年11月23日(祝)には地区主催の登山会がおこなわれているようだ。
8時すこし前、駐車場から舗装した里道を山へと入って行く。標高は70m。
前方に岩山のそそり立つ津波戸山全景が見えてくる。麓の紅葉も盛りだ。
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舗装路が終り大きな案内板があってここが登山口。
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立石藩木下候の祈願所であった海蔵寺跡。ここから八十八箇所めぐりがはじまる1番霊場。元は六郷満山本山本寺水月寺のあった所といわれている。今の海蔵寺は下の駐車場そばにある。
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鐘撞堂の跡に山茶花が灯る。
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左にため池を見て登山路を緩やかに登る。右手に東尾根からの下山コースを確認すると間もなく山道から石の沢道となる。
3番霊所へと巡拝路をすすむ。矢印に従ってすすむと鎖の下る岩尾根に取り付く。
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岩尾根へ飛び出す。廻りがパッと広がる。
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10番霊所のある離れ岩(こちら側)へかかる無明橋を渡る。幅≒25cm、長さ≒60cmほどの石の一枚板。下は絶壁。ハラハラ・・・025.gif
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西の岩尾根を登り上がるとその先にはトラバースや垂直下降する鎖場の難所が続く。
針の耳を抜けて急坂を下る。
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峡谷から再度次の岩尾根へと出て高度をあげていく。
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顔のない不動明王様。その背後は山頂部。
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一旦峡谷へ下りガレ場の急坂を登りあがると水月寺奥の院が見えてくる。
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お堂の横には仁聞菩薩が写経に使った硯石水が湧き出している。
薄暗いお堂の中に祀られているのは十一面千手千眼観世音菩薩か?
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お堂の右手上部へと道が繋がっており、岩屋に国東塔や宝塔が奉納されている。
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奥の院からはロープや鎖に摑まって急坂をひと登りで山頂尾根の鞍部に上がり着く。
10日に登った両戒山登山口方面からの裏コースは反対側からここに上がってくるようだ。
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鞍部から左へゆるやかに登ると東展望所へ着く。展望岩より小春日和の絶景を楽しむ。
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足元にひろがるすばらしい鳥瞰の景色。
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少し先に行ったところに三等三角点があり事実上の津波戸山山頂。10時46分。青鬼さんとツーショット。
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さらに先へと進むと西展望所へ着く。日田の男性が日光浴?兼昼食中。
我々も昼飯とする。今日は青鬼さんから頂いたおにぎりです。
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山頂尾根一体は草も刈られ展望所の視界を遮る木々が枝打ち整備されている。
10日に登った両戒山がよく見える。薬師堂はあのあたりか。右手後方は宇佐市長洲方面。
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下山は奥の院から谷沿いに下り夫婦岩へと入る。
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弘法大師像のある霊場がある。割れた瓦や石の基礎部がありかつてはお堂が建っていたようだ。
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夫婦岩から出て夫婦杉から左の急坂へ取り付く。
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東尾根の岩場へと上がり着くと六十六番からの霊所が続く。
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そして最後の八十八番霊所。
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往路の里道を戻り無事下山。13時37分。団体さんのバスも来ていました。
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田原山や中山仙境とともに低いけれどもスリリングな岩尾根あるきを楽しめるのが国東の山の魅力だ。
登山路や展望所は清掃整備され気持ちよく登れました。地元の皆さんありがとうございました。


              岩尾根に咲く ヤマラッキョウ
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              里道や山裾に灯る ツワブキの花
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              終盤となった モミジ
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by jinashi | 2010-11-21 21:58 | 国東半島・宇佐の山歩き | Comments(0)