平成22年田染文化財教室公開講座  2010・8・6

 「神社の格式について」  講演 ~ 宇佐神宮権禰宜 丸山信一氏
豊後高田市田染文化財教室の平成22年度ふるさと学校公開講座があると聞いて田染公民館へと出かけた。60人ほどの受講者が熱心に耳を傾けた。
現在、全国には8万の神社があり、その中で旧官國弊社は224社あるそうだ。
分類すると官幣大社が65社、国幣大社が6社、官幣中社23社、国幣中社47社、官幣小社5社、国幣小社50社、それに別格官幣社といわれる28社だ。官幣社は天皇が勅使を派遣する皇室尊崇で天皇家との関係の深い神を祭る神社。国幣社は国が祭事を執り行う神社で国造りに功績のあった神や偉人を祀っている。
あくまでも戦前の神社格付けだがいまでも〈旧〉をつけてよく使われているようだ。
その官幣大社65社の29番目に宇佐神宮がある。豊前国一の宮で全国4万4千社と称する八幡社総本宮だ。10年に一度皇室から勅使を迎える臨時奉幣祭が執り行われる。次回は平成27年。その日にちは天皇が決めるそうだ。
また延喜式の式内社における大分県の神社には宇佐神宮のほかに大分の西寒多(ささむた)神社、柞原(ゆすはら)八幡宮、佐賀関の早吸日女(はやすいひめ)神社、竹田の健男霜凝日子(たけおしもごりひこ)神社、湯布院の宇奈岐日女(うなぎひめ)神社、別府の火男火売(ほのおほのめ)神社があり歴史ある社格を持っているといえる。
各地の神社にお参りするときにはその格式を知ることも歴史学習の視点となるだろう。ちなみに先日お参りした阿蘇一の宮の阿蘇神社も旧官幣大社だった。また伊美別宮社は近代社格制度における旧県社だ。
全国の旧官國弊社を巡っている人も多いようだ。
a0166196_15102537.jpg

        権禰宜の奥様はここ田染の人だそうだ。
by jinashi | 2010-08-06 15:14 | 国東半島あれこれ | Comments(0)