アケボノツツジ満開~憧れの鹿納山に登る 2010・5・9

日隠林道・お化粧山登山口(宮崎県日之影町)

鹿納山(かのうざん・1567m)   
   宮崎県大崩山系 九州百名山 52座目
登山口(1050m)お化粧山(1390m)ブナの三差路(1571m)鹿納の野(1548m)鹿納山(1567m) ~戻る~ ブナ三差路お姫山(1550m)五葉岳(1570m・九州100名山 2回目大吹林道広場→登山口へ戻る

これまで登った五葉岳(ごようだけ)や大崩山(おおくえやま)から見たあの鹿納山にいよいよ登ろう。別名鹿納坊主といわれる急峻な山だが今がアケボノツツジも山芍薬も見ごろのはずだ。
すみつけ祭で有名な宇目の木浦地区を抜け杉ヶ越峠を越えて見立へと入るまでは2週前の二ツ岳と同じルート。中村橋を左折して日隠林道に入り途中から悪路を延々9kmほど走ってやっとお化粧山登山口に着く。去年の今頃ここまで来たがママの登山靴を積み忘れて撤退した所だ。(Uターンして高森より阿蘇根子岳に登った)
準備体操をして出発した団体さんの後に続く。左手の林道ゲートはこの時期開いているようだ。二ツ岳にもあった「森林セラピー基地」の新しい看板が登山口に立っている。6時30分、山道に入り植林帯をゆるやかに登って行く。
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崩壊地を気をつけて通過しジグザグに高度を上げていく。
ガレ谷に出ると早速ヤマシャクヤクが迎えてくれる。まだ蕾も多くやっと開いたばかりの花は清楚で初々しい。初めてのご対面で感激する。石灰岩のガレ場急斜面だが群生したヤマシャクヤクのおかげで気持ちよく登りきる。
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ミツバツツジが華やかに迎える道を進むとお化粧山に着く。かつてこの先の大吹鉱山へ向かう女郎が身づくろいのお化粧をしたという話も・・・。
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先に見える頂きを目指して登って行くとブナの三差路に着く。8時20分。振り返ると2週前に登った二ツ岳、先週の祖母山を望む。
枝を広げたブナの大木が立っている。
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一休みして南へ向かうと前方にあの鹿納坊主が現れた。見るからに登頂意欲をそそられる山だ。
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ぐんぐん下って鞍部から岩ツグマといわれる岩峰を右下へと巻いて登り返す。日陰の岩間にヒカゲツツジが開いている。左に金山谷コースを分けて鈍頂の鹿納の野に上がり着く。日隠山へのコースもあるようだ。
ここから先は咲き群れるアケボノツツジの下を進む。
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だいぶ近づいてきた鹿納坊主。(手前は第2峰)
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ロープのさがる岩場の急坂を下るといよいよ厳しい山道となる。
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小さなアップダウンを繰り返し第3鹿納を巻いていく。右下急斜面の悪路を岩や木、木の根を捕まえて慎重にトラバースする。さらに第2鹿納の右を巻いて岩場を這い上がる。
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先に行った唐津の団体が鹿納坊主の山頂に登り上がっているところが見える。
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回り込んだ先から第2鹿納を振り返る。
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鹿納坊主の真下で大崩山からのコースと出会う。
ザックとストックを置いていよいよ三点確保でガレ場を這い上がっていく。
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岩の割れ目をよじ登って鹿納山山頂に上がり着く。10時10分。先客の男性3名に「こんにちは」。これで定員一杯だろう。こんな高度感と全方位の絶景はあまり経験がないほどの素晴らしさだ。
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昨年秋に登った大崩山。わく塚(岩峰)から左へ桑原山(くわばるやま)、木山内岳(きやまうちだけ)へと続く。
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五葉岳の向こうに重なるように傾山がうっすらと白い山容を見せている。
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ブナの三差路からここまで来たコースを振り返る。
右のピークがブナ三差路。左ピークが鹿納の野。
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往路も慎重にブナの三差路へ戻る。
途中にアケボノツツジがみごとな全開だ。三角の山は木山内岳、その先は桑原山。
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一休みしてブナ林をお姫山へと向かう。途中から先ほど鹿納坊主へ往復した厳しい道のりの稜線を見る。
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すこし下った鞍部から登り岩の間をロープを掴んで上がればお姫山の山頂だ。ここも360度の絶景。
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お姫山から右に乙女山を分けて緩やかに下り登り返すと五葉岳山頂だ。13時20分。5人の先客がいる。ちょうど2年前に夏木山からここまで歩いてきたがここも大岩の山頂部からは絶景が楽しめる。
山頂からお姫山とその向こうの鹿納坊主を見る。
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下山はお姫山のほうに少し下り右下のトリカブト群生地を通る尾根ルートを下りてゆく。植林帯をぐんぐん下ってヤマシャクヤクの群生地から涸沢を渉り返すと日隠林道鉱山広場へ出る。
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広場から40分ほどの林道歩きでゲートのあるお化粧山登山口へ戻る。14時50分。
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久々に長くて厳しい山歩きだったがロマンチックな名前の山が連なる縦走や周回は険しくも花三昧の想い出の山旅となった。
帰路で木浦名水館のヒノキ風呂を貸しきって(これで3度目)リフレッシュ。

                 今日の花~ヤマシャクヤク
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                       ムシカリ
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          ミヤマ(深山)ケマン?か  フウロ(風露)ケマン?か
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                   (ヤマ)トリカブトの若株 
        9月ごろニワトリの鶏冠に似た紫色の花をつける。根は猛毒。
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                ハルリンドウ (フデリンドウかも)
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                     ツクシシャクナゲ
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                      ヒカゲツツジ
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                      ミツバツツジ
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                      アケボノツツジ
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by jinashi | 2010-05-11 22:23 | 宮崎県の山歩き | Comments(0)