平戸市野子町登山口
志々伎山(しじきさん・347M) 九州百名山~48座目
先週の多良岳につづいて長崎県へ遠征。道の駅たびらに車中泊して平戸島南端の志々岐山に登る。早朝、近くの田んぼで〈どんと)の竹がはじける音で目が覚める。平戸大橋を渡りR383 から県道19を50分ほど走って野子町阿弥陀寺の登山口に着く。駐車場から平戸のマッターホルンといわれる志々伎山を仰ぐ。んー・・・これを登るのかぁ。
7時50分スタート。
舗装路から志々岐神社の中宮跡へ石段をすすむと先は山道となってくる。
やぶ椿の咲く暗い森を行く。
賊の流れ矢が当たり、抜き取る時にかけた岩。鮮血が流れて苔となったという。
「ここからは一旦下るけれども山頂へ向かう道だから大丈夫・・・ 明治33年・・・」というようなことを書いているようだ。
この辺りに群生しているノシランの実。
かつては女人禁制といわれた。草履置場から最後の急坂となる。
岩尾根に上がる。志々岐湾奥の地峡部を望む。
ぐるり海に囲まれた景色が一気にひろがる。下方を漁船が動いて高度感で足元がすくむ。先の祠のある山頂へ着く。8時38分。
曇り空で見通しは良くないがこの方向には五島列島も見えるはずだ。
志々岐湾の向こうにはこのあと登る屏風岳を見る。
下山途中で山頂部を振り返る。あんなところに登ってきたんだ。
登山路脇の犬槇の大木。 9時25分に下山。
屏風岳(びょうぶだけ・394M)志々岐山を下りて30分ほどで屏風岳の登山口へ着く。10:06より登り始めて20分ほどで「小峯神社」と額にある鳥居を潜る。
山頂には不動明王や役の行者など多くの石仏が安置されている。右は八大竜王。
先の志々岐山もそうだが大陸に近いことで早くより仏教文化が入ってきたことを偲ばせる。
第2次大戦の見晴場らしき遺構から先ほど登った志々岐山を望む。
11:13に下山。平戸市内をミニ観光。フランシスコザビエル教会を見学。
平戸大橋を渡って帰路に着く。